ジムやSNSで「PR出た!」「ベンチPR更新」という言葉を見かけて、意味が気になった人も多いはず。結論から言うと、筋トレのPRとは「Personal Record(パーソナルレコード)=自己ベスト記録」のこと。過去の自分の最高記録を更新することを「PR更新」と言います。この記事では、PRの意味、混同しやすいRM・1RMとの違い、意外と知られていない「PRの種類」、そして記録して伸ばすコツまでを整理します。
※この記事は**トレーニング用語のPR(自己ベスト)**の解説です。就職活動のエントリーシートで書く「自己PR」とは別の意味なので注意してください。

筋トレの「PR」とは?
PR(Personal Record)とは、その種目における自分の過去最高記録=自己ベストのことです。読み方は「パーソナルレコード」。たとえば「ベンチプレスの自己ベストが80kg」なら、それがベンチプレスのPRです。
「PR更新」とは
PR更新とは、これまでの自己ベストを上回ること。80kgが最高だった人が85kgを挙げれば「PR更新」です。ここで大切なのは、PRはあくまで「過去の自分」との比較であり、他人と競うものではないという点。だからこそ、レベルを問わず誰でも狙えて、モチベーションの支えになります。
なぜ今「PR」をよく見るのか
SNSやジム文化の広がりで、自分の成長を記録・共有する習慣が定着しました。「PR更新」は、努力が数字で報われた瞬間を表す、わかりやすいハイライト。そのため投稿でもよく使われるようになっています。
【混同注意】PR・RM・1RMの違い
PRは「RM」「1RM」と混同されがちですが、役割がまったく違います。
| 用語 | 意味 | 役割 |
|---|---|---|
| PR | 自己ベスト記録(Personal Record) | 成長の「結果」 |
| RM | その重量で挙げられる限界回数(Repetition Maximum) | 強度設定の「ものさし」 |
| 1RM | 1回だけ挙げられる最大重量 | 最大筋力の指標 |
RMは「強度の設定」、PRは「成長の結果」
RMやその割合(%1RM)は、今日どのくらいの重さで何回やるかを決めるための指標です。一方PRは、トレーニングを続けた結果として更新されていく記録。つまりRM・1RMは「入口(設定)」、PRは「出口(成果)」と考えると整理しやすくなります。
1RMとPRの関係
1RM(最大挙上重量)が更新されれば、それも立派なPRのひとつです。1RMの考え方や計算方法は「1RMとは?計算方法・早見表と推定1RMの出し方を解説」でくわしく解説しています。
PRには種類がある(重量だけじゃない)
多くの人は「PR=最大重量」と思いがちですが、PRは重量だけではありません。ここを知っておくと、停滞期でも更新のチャンスがぐっと増えます。
- 重量PR:その種目で扱えた最大重量(いわゆるMAX)
- 回数PR:同じ重量で挙げられた最多レップ数(例:80kgを6回→7回)
- 総量PR:セットのボリューム(重量×回数の合計)の最高値
- 推定1RM PR:重量×回数から計算した推定1RMの最高値
- 自重・時間PR:懸垂の最多回数、プランクの最長時間など
たとえば重量が伸び悩んでいても、同じ重量で1回多く挙げられれば「回数PR」。指標を増やすほど、「今日も何かを更新できた」という手応えを得やすくなります。
推定1RMで「見えにくいPR」を可視化する
回数が増えたとき、その成長を一つの数字でとらえたいなら推定1RMが便利です。代表的なO'Connor式はこうです。
推定1RM = 重量 ×(1 + 回数 ÷ 40)
たとえば「100kg×5回」なら、100 ×(1 + 5 ÷ 40)= 112.5kg。重量を据え置いても回数が増えれば推定1RMは伸びるので、MAXに挑戦しなくてもPRを狙えるわけです。毎回手計算するのは大変なので、記録から自動で算出してくれる仕組みを使うと続けやすくなります(推定1RMグラフの使い方)。
PRを記録する方法
PRは「気づいたら更新していた」では意味が半減します。記録して、更新の瞬間に気づけることが大切です。
- ノート・メモアプリ:手軽ですが、過去の最高値を毎回さかのぼって見比べる必要があり、種類が増えると管理が破綻しがちです。
- 筋トレ記録アプリ:重量・回数を記録すると、自動でPRを判定・通知してくれるのが理想。更新の瞬間を逃しません。
FiTinなら複数の自己ベストを自動で判定
筋トレ記録アプリ FiTin(ファイティン) は、いつもの重量・回数を記録するだけで、重量・回数・総量・推定1RMなど複数の角度から自己ベストを自動で判定します(自己ベスト記録の使い方)。種目のタイプに応じて適切な指標を選び、更新を見逃しません。

ドロップセットや補助つきのセットはPR判定から除外されるなど、実際の使い勝手にも配慮。さらに、PR更新は招待した友達・仲間からの「いいね」が集まりやすいハイライトです。身近な人と成果を共有して、お互いの更新を喜び合えるのもクローズドSNSであるFiTinならではです。
PRを伸ばすコツ(停滞期の打破)
- 漸進性過負荷(プログレッシブオーバーロード):少しずつ重量・回数を増やすのが成長の基本です。
- 指標を変える:重量が止まったら、回数や総量での更新を狙う。別指標ならまだ伸ばせます。
- 記録を正確に:回数を丸めたり、フォームを崩して挙げた回数を数えたりするとPR判定がぶれます。正確な記録が土台です。
- 休養・栄養・睡眠を整える:PRはコンディションに左右されます。詰め込みすぎず、回復も成長の一部と考えましょう。
モチベーションの保ち方は「筋トレのモチベーションを維持する方法6選」もあわせてどうぞ。
よくある質問
筋トレのPRとは何の略ですか?
Personal Record(パーソナルレコード)の略で、その種目における自己ベスト記録を指します。
PRとRMの違いは何ですか?
PRは自己ベスト記録(成長の結果)、RMはその重量で挙げられる限界回数(強度設定のものさし)です。役割がまったく異なります。
PR更新は重量が伸びないとできない?
いいえ。同じ重量での回数増(回数PR)、セットの総量(総量PR)、推定1RMなど、重量以外の指標でもPRは更新できます。
推定1RMの計算式は?
代表的なO'Connor式は「重量 ×(1 + 回数 ÷ 40)」です。100kgを5回なら約112.5kgになります。
PRはどうやって記録すればいいですか?
ノートでも記録できますが、過去の最高値との比較が手間になりがちです。記録すると自動でPRを判定・通知してくれるアプリを使うと、更新の瞬間を逃さず続けやすくなります。
まとめ
筋トレのPRとは、Personal Record=自己ベスト記録のこと。過去の自分を超える「PR更新」は、他人と競わず誰でも狙える成長の指標です。混同しやすいRM・1RMは「強度設定のものさし」であり、PRは「その結果」。さらにPRには重量だけでなく回数・総量・推定1RMなど複数の種類があり、指標を増やすほど更新のチャンスは広がります。大切なのは、記録して更新に気づける環境を作ること。筋トレ記録アプリFiTinなら複数の自己ベストを自動で判定してくれるので、小さな更新の積み重ねを励みに、無理なく続けられます。
