トレーニング法2026年8月28日 更新

ベンチプレスMAX重量の早見表|重量×回数から1RMを計算する方法

ベンチプレスのMAX重量(1RM)=正しいフォームで1回だけ挙げられる最大の重量は、実際にMAXへ挑戦しなくても、いつもの「重量×回数」から計算できます。この記事では、ベンチプレス専用の早見表と計算ツール、そこから練習重量を決める%換算表までまとめました。

重量×回数で計算する(ベンチプレスMAX計算ツール)

あなたの推定1RM(Epley式)

70kg

Brzycki式 67.5kg / O'Connor式 67.5kg / 3式平均 68.5kg

%1RM重量の目安目安の回数主な目的
90%63kg4回筋力アップ
85%59.5kg6回筋力〜筋肥大
80%56kg8回筋肥大
75%52.5kg10回筋肥大
70%49kg12回筋肥大〜筋持久力
65%45.5kg15回筋持久力

毎回計算しなくても、筋トレ記録アプリFiTinなら記録するだけで推定1RMを自動計算してグラフ化します。

挙げた重量と回数を入れるだけで、推定MAXと目的別の練習重量が出ます。電卓を開くまでもないときは下の早見表がそのまま使えます。ベンチプレス以外の種目も含めた計算・換算表は「1RM計算ツール・換算表(早見表)」にまとめています。スクワットの数字はスクワットMAX重量の早見表にまとめています。

ベンチプレスMAX重量の早見表(重量×回数から1RMを読む)

ベンチプレスの「MAX」は、1RM(ワンレップマックス)=正しいフォームで1回だけ挙げられる最大の重量のことです。実際に1回挙げて測らなくても、いつものセットの記録から推定できます。

左の列で「挙げた重量」、上の行で「限界まで挙げた回数」を選び、交差するマスが推定MAX重量(1RM)です。ベンチプレスで実際に組む重量に合わせて、40〜180kgを2.5kg刻みで並べています。82.5kgや97.5kgのような重量もそのまま読めます。Epley式(1RM = 重量 ×(1 + 回数 ÷ 30))で計算し、0.5kg単位に丸めています。

重量2回3回4回5回6回7回8回9回10回
40kg42.54445.546.54849.550.55253.5
42.5kg45.5474849.55152.55455.556.5
45kg4849.55152.55455.55758.560
47.5kg50.552.55455.55758.5606263.5
50kg53.55556.558.56061.563.56566.5
52.5kg565859.561.5636566.568.570
55kg58.560.562.564666869.571.573.5
57.5kg61.563.565676971737576.5
60kg646668707274767880
62.5kg66.569717375777981.583.5
65kg69.571.573.576788082.584.586.5
67.5kg7274.576.5798183.585.58890
70kg74.57779.581.58486.588.59193.5
72.5kg77.5808284.58789.59294.596.5
75kg8082.58587.59092.59597.5100
77.5kg82.585.58890.59395.598101103.5
80kg85.58890.593.59698.5101.5104106.5
82.5kg889193.596.599102104.5107.5110
85kg90.593.596.599102105107.5110.5113.5
87.5kg93.596.599102105108111114116.5
90kg9699102105108111114117120
92.5kg98.5102105108111114117120.5123.5
95kg101.5104.5107.5111114117120.5123.5126.5
97.5kg104107.5110.5114117120.5123.5127130
100kg106.5110113.5116.5120123.5126.5130133.5
102.5kg109.5113116119.5123126.5130133.5136.5
105kg112115.5119122.5126129.5133136.5140
107.5kg114.5118.5122125.5129132.5136140143.5
110kg117.5121124.5128.5132135.5139.5143146.5
112.5kg120124127.5131.5135139142.5146.5150
115kg122.5126.5130.5134138142145.5149.5153.5
117.5kg125.5129.5133137141145149153156.5
120kg128132136140144148152156160
122.5kg130.5135139143147151155159.5163.5
125kg133.5137.5141.5146150154158.5162.5166.5
127.5kg136140.5144.5149153157.5161.5166170
130kg138.5143147.5151.5156160.5164.5169173.5
132.5kg141.5146150154.5159163.5168172.5176.5
135kg144148.5153157.5162166.5171175.5180
137.5kg146.5151.5156160.5165169.5174179183.5
140kg149.5154158.5163.5168172.5177.5182186.5
142.5kg152157161.5166.5171176180.5185.5190
145kg154.5159.5164.5169174179183.5188.5193.5
147.5kg157.5162.5167172177182187192196.5
150kg160165170175180185190195200
152.5kg162.5168173178183188193198.5203.5
155kg165.5170.5175.5181186191196.5201.5206.5
157.5kg168173.5178.5184189194.5199.5205210
160kg170.5176181.5186.5192197.5202.5208213.5
162.5kg173.5179184189.5195200.5206211.5216.5
165kg176181.5187192.5198203.5209214.5220
167.5kg178.5184.5190195.5201206.5212218223.5
170kg181.5187192.5198.5204209.5215.5221226.5
172.5kg184190195.5201.5207213218.5224.5230
175kg186.5192.5198.5204210216221.5227.5233.5
177.5kg189.5195.5201207213219225231236.5
180kg192198204210216222228234240

たとえば「80kgを8回挙げられた」なら、推定MAXは約101.5kg。ベンチプレス100kgが見えている、という読み方になります。1回の列は挙げた重量そのものです(1回が限界の重量=その日の1RM)。

表の範囲外(40kg未満・180kg超)の重量や、1.25kg刻みで組んだ重量は、上の計算ツールでそのまま計算できます。

計算式(Epley式・Brzycki式)とベンチプレスでの使い分け

推定に使う式は主に2つです(w=挙げた重量、r=挙げた回数)。

計算式公式向いている回数
Epley式1RM = w ×(1 + r ÷ 30)5〜10回
Brzycki式1RM = w × 36 ÷(37 − r)1〜6回

ベンチプレスで使い分けるなら、3〜6回で限界がくる重量から読むのが基本です。この記事の早見表もEpley式ですが、回数が増えるほど推定値は高めに出ます。「軽めの重量で15回」から逆算したMAXは、実際にバーを持ったときの感触とかなりズレることが多く、あてになりません。

なお、日本の競技団体(FWJなど)で使われているベンチプレスの換算式は 1RM = 重量 × 回数 ÷ 40 + 重量 で、Epley式(÷30)より控えめな数字が出ます。たとえば80kg×8回なら、Epley式では約101.5kg、÷40の式では96kg。回数が増えるほど式による差は開きます。どちらかが間違いというより、推定式の違いです。他サイトの早見表と数字が合わないときは、たいていこれが理由だと思ってください。大事なのは同じ式で計り続けて、自分の推移を見ることです。式を途中で変えると、伸びたのか式が変わっただけなのかがわからなくなります。

また、ベンチプレスは肩や胸の可動域が大きく、疲れてくると自然に可動域が浅くなる種目です。胸まで下ろせていない回数を数えていると、そのぶん推定MAXは水増しされます。高回数のセットではなく、低回数で丁寧に下ろしきったセットの数字を使ってください。

MAX重量から練習重量を決める(%換算表)

MAXがわかったら、そこから逆算して今日の重量を決められます。%1RM(MAXに対する割合)と、その重量でおよそ何回できるかの対応は次のとおりです。右の4列は、MAXが60kg/80kg/100kg/120kgの人の実際の重量です。

%1RM目安の回数MAX 60kgMAX 80kgMAX 100kgMAX 120kg
100%1回6080100120
95%2回577695114
90%4回547290108
85%6回516885102
80%8回48648096
75%10回45607590
70%12回42567084
65%15回39526578
  • 筋力(MAXを上げたい):85%以上 × 1〜6回
  • 筋肥大(胸を大きくしたい):70〜80% × 8〜12回
  • フォーム練習・アップ:50〜60% × 軽く数回

この対応はあくまで一般的な目安です。同じ85%でも、6回できる日もあれば4回で止まる日もあります。回数が目安より大きく下回る日が続くようなら、推定MAXが実力より高く出ているか、疲労が抜けていないかのどちらかです。表に体を合わせるのではなく、表を自分の記録に合わせて調整していきましょう。

ベンチプレスは0.5kg・1.25kgのプレートで細かく刻めるので、計算した値に近い重量まで寄せやすい種目です。表の数字がぴったり作れないときは、近い側に丸めて回数で調整すれば十分です。

ベンチプレスのMAXを測るときの注意

フラットベンチに仰向けでバーベルを胸へ下ろすベンチプレスの様子

早見表や計算ツールを使えば、そもそもMAXに挑戦する必要はありません。それでも実測したい日のために、最低限の手順をまとめます。ベンチプレスは失敗したバーが胸や首の上に落ちるという、他の種目にない危険がある点を忘れないでください。

  1. 1

    セーフティバーを必ず設定する

    パワーラックやセーフティ付きのベンチを使い、バーが胸の上で止まる高さに合わせます。ひとりで測るときは、これが唯一の保険になります。

  2. 2

    補助者に入ってもらう

    可能なら補助者をつけ、「何回目でどう補助してほしいか」を挙げる前に伝えておきます。声をかけずに触られると、かえってバランスを崩します。

  3. 3

    段階的にアップする

    空バー→予定MAXの50%を8回程度→70%を3〜5回→85%を1〜2回、と数セットかけて上げていきます。いきなり高重量に入らないこと。

  4. 4

    セット間は長めに休む

    高重量に近づくほど回復が必要です。息が完全に整うまで、数分単位で休みます。

  5. 5

    1回で挙がらなければその日は終わり

    同じ重量を何度も試すと、フォームが崩れた状態での挙上になります。無理のない範囲で切り上げ、日を改めましょう。

記録して伸ばす

推定MAXは、一度出して終わりにすると意味が薄くなります。価値が出るのは毎回のトレーニングを記録して、推移を追ったときです。「先月は80kg×6回だったのが、今月は80kg×8回になった」──重量が変わっていなくても、推定MAXは96kgから101.5kgに上がっています。この差は記憶では追えません。

紙のノートでもアプリでもかまいません。重量・回数・セット数を残しておくだけで、次にベンチ台に入ったときの目標が決まります。書き方のテンプレートは「筋トレノートの書き方」に、過去最高を更新したときの考え方は「筋トレのPRとは?自己ベスト・PR更新の意味」にまとめています。

よくある質問

Q

ベンチプレス100kgを挙げるには、何kgで何回できればいい?

A

早見表から逆算すると、80kg×8回、90kg×4回あたりが推定MAX100kg前後のラインです(Epley式)。ただしこれは推定なので、実際に100kgを1回挙げるにはその重量に体を慣らす練習も必要です。

Q

推定MAXと実測MAXがずれるのはなぜ?

A

計算式はあくまで平均的な傾向を式にしたものだからです。高回数が得意な人は推定が低めに、低回数で一気に出せる人は高めに出る傾向があります。また、可動域や反動の使い方で回数は簡単に変わります。同じフォームで測り続けて、自分の中での差を見るのが実用的です。

Q

スミスマシンやダンベルプレスでも早見表は使える?

A

式は種目を問わず使えますが、数字はフリーウェイトのベンチプレスとは別物として管理してください。軌道が固定されるスミスマシンは同じ重量でも挙がりやすく、ダンベルは左右のバランスが必要なぶん挙がりにくくなります。

Q

MAXはどのくらいの頻度で測り直せばいい?

A

実測するなら数週間〜1か月に1回で十分です。普段は毎回の記録から早見表や計算ツールで推定値を出し、その推移を見るほうが安全に伸びを追えます。

まとめ

ベンチプレスのMAX重量は、MAXに挑戦しなくても「重量×回数」から推定できます。この記事の早見表か計算ツールで今の推定MAXを出し、%換算表から今日の練習重量を決める。実測する日はセーフティと補助者を用意して、無理のない範囲で。あとは記録を残して、推定MAXの伸びを追っていくだけです。毎回の重量×回数を記録するだけで推定MAXが自動でグラフになる筋トレ記録アプリFiTin(ファイティン)なら、電卓を使わずに伸びを確認できます。

写真: Shoham AvisrurUnsplash)。

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