ベンチプレスで限界を迎えたとき、パートナーにバーへ軽く手を添えてもらい、あと2回——いわゆる**フォーストレップ(補助あり反復)**は、限界の先まで筋肉を追い込める定番テクニックです。ただ、記録の観点では悩ましい存在でもあります。補助があった2回を「自分の記録」としてそのまま残してよいのでしょうか?
この記事では、フォーストレップの考え方と、FiTinで補助ありのセットを「補助セット」として区別して記録する方法を解説します。
フォーストレップ(補助あり反復)とは?
フォーストレップは、自力で挙げられなくなった後に、パートナー(スポッター)の最小限の補助を受けて数回追加するテクニックです。
- 限界の先まで追い込める: 自力では終わっていたはずのセットを2〜3回延長でき、筋肉への刺激を深められます
- 高重量への恐怖心を減らせる: 補助がいる安心感で、普段は躊躇する重量に挑戦しやすくなります
- 使いどころは限定的に: 強度が高く回復への負担も大きいため、毎セット行うのではなく、種目の最終セットなどに絞るのが一般的です
ベンチプレスやスクワットなど、潰れるリスクのあるフリーウェイト種目で特に有効です。補助者は「挙げてあげる」のではなく、バーが止まった瞬間に最小限の力を添えるのがポイントです。
補助ありの記録、そのまま残すと何が起きる?
たとえばベンチプレス80kgで、自力8回+補助あり2回の合計10回を行ったとします。これを単純に「80kg×10回」と記録すると:
- 推定1RMやセットボリュームが実力より高く計算される
- 「80kg×10回できたのに、次回なぜか8回しかできない」という見かけ上の停滞が生まれる
- 自己ベスト(PR)が補助込みの数字で更新されてしまう
つまり、「自分の力だけの記録」と「補助込みの記録」が混ざることが問題なのです。かといって補助分を記録しないのも、実際に行ったトレーニング量が残らずもったいない。そこでFiTinでは、補助があったセットに印を付けて両立させます。
FiTinで補助セットを記録する方法
1. 補助を受けたセットを通常どおり記録する
自力分のセットと補助ありのセットを、それぞれ重量・回数で記録します。先ほどの例なら「80kg×8回」と「80kg×2回」の2セットに分けて記録するのがおすすめです。
2. セット番号をタップして「補助」を選ぶ
補助を受けたセットのセット番号(左端の数字)をタップし、メニューから「補助」を選びます。

選ぶと、そのセットの番号が紫色の矢印アイコンに変わり、補助セットだとひと目で分かります。

次回同じ種目では前回のセット構成が引き継がれるので、毎回設定し直す手間はありません。
3. 補助セットは自己ベスト判定から自動で除外される
補助の印が付いたセットは、自己ベスト(PR)の判定対象から自動で外れます。実際のトレーニング量は記録に残しつつ、自己ベストは自力の記録だけで競う——その両立が、印を1つ付けるだけで実現します。PR判定の詳細は自己ベスト(PR)の自動判定をご覧ください。
まとめ
フォーストレップは限界の先まで追い込める有効なテクニックですが、補助込みの数字をそのまま記録すると自分の実力の記録が濁ってしまいます。FiTinならセット番号をタップして「補助」を選ぶだけで、トレーニング量は残しつつ自己ベスト判定からは除外。記録の正確さと追い込みを両立できます。
同じく区別して記録できるセット法として、ドロップセットのやり方と記録方法もあわせてどうぞ。アプリは筋トレ記録アプリFiTinのダウンロードページから無料で使えます。
